■歯の黄ばみの原因はいったい何?
■効果のある市販ホワイトニングの選び方
■市販ホワイトニング商品ランキングTOP5‼
笑顔の素敵な人の共通点、それは歯が白いこと!
なんだかんだで白い歯には憧れますよね。歯が白いだけで、人はその人に清潔感を感じ、表情も明るく感じるため、人から受ける印象は大きく変わります。
そんな白い歯に近づくための方法がホワイトニングです。
ホワイトニングを聞いたことはあるし、興味もある方は多いのではないでしょうか。
でも、ホワイトニングって何十万円もかかるんでしょ?
それって確か、歯医者でやってもらうオフィスホワイトニングじゃない?
自宅でできるホームホワイトニングとか、ホワイトニング効果のある歯磨き粉もあるよ!
それって本当に白くなるの?
自宅で出来るならわざわざオフィスホワイトニングに行く必要ないと思うし…。
でも、友達は歯磨き粉タイプでも白くなったって言ってたよ?
ネットで調べると、ホワイトニングに効果があると謳った市販の商品が山ほどあります。
しかも、その大半が本当に効果があるのかどうか、一見してわからないものばかりです。
さらにいえば、ホワイトニングの効果は個人差があるため、体験談だけでは判断しようがないのです。
そうなんだよね。。。例えば、ホワイトニングに有効な成分が含まれてるって言われても…。
それが本当かどうか素人じゃ判断できないよ…。
そこで今回は、市販のホワイトニング用品が原理的に正しいのかどうか、その効果は業界でも認められているのかどうか、徹底調査しました!
その結果、確かにホワイトニングの効果を誇張表現していると感じる商品は非常に多く、一見して効果があると判断できないものばかりでした。
しかし、いくつかの点を押さえておけば、歯の白さに役立つ商品を選ぶことができるとわかりました。
この記事では、ホワイトニングの原理から順に説明し、おすすめできる市販のホワイトニング用品をご紹介します。
このページの目次
そもそも、歯が黄ばむ原因はなんでしょうか?
日常生活でたばこやコーヒーなどの色素が付着することで黄ばんでいくと思っている方は多いでしょうが、実はそれだけではありません。
(出典)第一三共ヘルスケア
こちらは歯の断面図(イメージ)です。平たく言うと、歯の主体となる象牙質をエナメル質が覆っている構造となっています。
ここで押さえておきたいのが、表面を覆っているエナメル質は、実は白色ではなく半透明なので、エナメル質を通してその内側の象牙質が透けて見えるということです。
そして、個人差があるものの象牙質は乳白色をしており、生まれつき黄色味を帯びている人もいます。
つまり、歯は元々白くない場合が多いのです。
特に、日本人は欧米人に比べて、エナメル質が薄いと言われています。そのため、象牙質の色が見えやすいため、ますます黄ばんで見えるというわけです。
かなた
つまり、テレビなどで流れている真っ白い歯は、それこそ特別な措置を行わないと得られないのです。
(出典)くちラボ
歯は元々白くないだけでなく、日常生活で付着する汚れや健康状態などにより、本来の色からさらに黄ばんで見えることがあります。
歯の黄ばみには、大きく分けて外因性の黄ばみと内因性の黄ばみの2種類があります。
外因性の黄ばみとは、たばこやコーヒーなどの色素が歯の表面に付着し、歯の表面で唾液中のたんぱく質と化学反応を起こして色素沈着することで生じます。
ちなみに、このような着色汚れのことをステインと呼びます。
以下のようなものをよく食べる方はステインが蓄積しやすい(=黄ばみやすい)です。
▼ステインが蓄積しやすい(黄ばみやすい)食べ物
●たばこ
…たばこのヤニ(タール)が歯にこびりつき、歯の色が茶色くくすんでくる。
●コーヒー・紅茶・ウーロン茶
…コーヒーや紅茶に含まれるタンニン・カテキンなどが黄ばみの原因になる。
●赤ワイン・チョコレート・グレープジュース
…ワインやチョコに含まれるポリフェノールがステインとなる。赤ワインはタンニンも含んでいる。
●カレー粉・醤油・ケチャップ・ソースなど
…調味料に含まれる着色料が歯を着色してしまう。
かなた
外因性の黄ばみは、普段の歯磨きや歯医者でのクリーニングで比較的簡単に落とすことができますが、着色が蓄積されるほど取り除くのが困難になります。
内因性の黄ばみとは、平たく言うと汚れ以外の原因のものをいいます。
内因性の黄ばみの原因は以下のようなものがあります。
…歯は加齢によってエナメル質が薄くなったり、象牙質が黄色くなります。
…虫歯の治療で神経を抜くことがありますが、こういった神経のない歯は栄養が行きわたらなくなるため、徐々に黒ずんできます。
…幼少期(6歳くらいまで)にテトラサイクリン系という抗生物質の一種を服用していた人は、歯の内部の象牙質や骨に黄色~茶色や灰色の着色を起こします。
…病気などが原因で歯が変色する場合もあります。
次に歯の黄ばみを除去する方法を見ていきましょう。
自分に合ったホワイトニング方法を見つけやすくするため、以下のような「ホワイトニングマップ」を作成してみました。(あくまでイメージです)
実は、ホワイトニングというと、一般に2種類の意味があります。一つは歯の表面に沈着した汚れや着色を除去する”クリーニング”、もう一つは歯の内部から色素を除去する”ブリーチ”です。
ホワイトニングは狭義にはブリーチのみを指しますが、広義には「歯を白くする処置の総称」とされているため、クリーニングもホワイトニングの意味で使用されることがあるのです。
(出典)ホワイトニング材の現状とこれから
外因性の黄ばみは軽度ならクリーニングでも落とせる場合がありますが、内因性の黄ばみはブリーチでないと白くすることができません。
さらに、ブリーチは薬事法上、歯科医師の指導の基でしか使用できない高濃度の過酸化水素を使うため、自宅で実施できません。そのため、まずは歯科医師に相談する必要があります。
言い換えれば、市販の製品を使って独力でできるのは、外因性の黄ばみを除去することだけで、本来の歯の色以上に白くすることはできません。
外因性の黄ばみの原因は歯の表面に付着したステインのため、ステインを除去すれば歯の本来の色に戻すことができます。
ステインの除去はクリーニングが有効なため、市販の製品をうまく使えば歯科医院を受診せずとも歯を白くできる場合があります。
次の章では、歯のクリーニングに有効な市販のホワイトニング用品の見分け方をご紹介します。
ホワイトニングを目的とした市販の製品には、ステインの除去に有効な成分が含まれる「ホワイトニング歯磨き粉」、LED光を照射してステイン除去を図る「LEDホワイトニング」があります。
ホワイトニング歯磨き粉とは、ステインの除去に有効な成分が含まれている歯磨き粉のことをいいます。
ホワイトニング歯磨き粉は毎日の歯磨きでクリーニングを実践できるため、着色汚れ防止の観点では非常に有効です。
例えば”オフィスホワイトニング後に歯の白さの持続性を高める”といった用途には非常におすすめできます。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときのポイントは次の2点です。
●ステイン除去に有効な成分が含まれている
●研磨剤が含まれていない
ステインの除去に有効といわれている代表的な成分は次の3つです。
商品を選ぶとき、これらが含まれていれば、ステインの除去に有効だとわかります。
▼ステイン除去に有効な成分
●ポリリン酸ナトリウム
…ステインの除去に有効的と言われている代表的な成分。多くの歯科医師がその有効性を認めており、研究論文もいくつか発表されている。
●メタリン酸ナトリウム
…ステインの除去に有効的な成分。ロッテ中央研究所がその効果を確認したという発表をしている。
●ハイドロキシアパタイト
…歯のエナメル質に非常に近い成分。歯の表面についた傷を埋め、歯垢や着色汚れを付きにくくする効果がある。
かなた
ステインを除去することは黄ばみを除去すること。
上記の成分の含まれた商品を選ぶよう心掛けましょう!
ホワイトニング歯磨き粉は種類が膨大なうえに、商品によっては誇大広告になってしまっているものもあり、注意が必要です。
「ホワイトニング歯磨き粉」に内因性の黄ばみにも有効なブリーチの効果はありません。
たまに「歯科医院のホワイトニングでも使用している成分が含まれている」とアピールしている製品がありますが、これはオフィスホワイトニングと同様にブリーチの効果がある成分が含まれているという意味ではありません。
あくまで、ホワイトニング歯磨き粉は日々のクリーニングに有効ということを忘れないでください。
商品によってはステイン除去に有効な成分が含まれていないにも関わらず、以下のような表現で歯を白くすると謳っている場合があります。
(例)フッ素を配合しているので、虫歯を予防し、歯も白く保ちます
しかし、フッ素は歯の再石灰化や抗菌作用に有効であっても、ステインの除去に対して有効ではありません。
■クリーニング効果:ステイン除去に有効な成分の有無
■着色防止効果の有無
■販売価格
ここからは、ここまでに説明したホワイトニングの原理を踏まえて、おすすめできる市販のホワイトニング用品をランキング形式で紹介します。
【全成分】
グリセリン、水、BG、エタノール、キサンタンガム、メントール、クエン酸、リンゴ酸、アラントイン、o-シメン-5-オール、三リン酸5Na、ピロリン酸4Na、ホップ花エキス、ワレモコウエキス、チャ葉エキス、クマザサ葉エキス、カニナバラ果実エキス、香料
クリーニング効果 | ★★★★☆ | ポリリン酸ナトリウム配合 |
着色防止効果 | ★★★★★ | 研磨剤フリー |
値段 | ★★★☆☆ |
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ディノベートデンタルホワイトプロは医薬部外品に指定されている液体タイプの歯磨きジェルです。
ステイン除去に有効なポリリン酸ナトリウムが配合されており、研磨剤も不使用なので、ステインの除去と着色防止の両面で効果が期待できます。
また、医薬部外品なので、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているため、オーラルケア用品としての効果は一定程度確認されているといえます。
定価は1本あたり6160円(税込)と高め。。。
1本で1か月分目安で、初回のみ900円で購入可能できるので、まずは試しに1カ月間使用してみてはいかがでしょうか。
【全成分】
濃グリセリン、BG 、DL-リンゴ酸、シャクヤクエキス、ビワ葉エキス、カモミラエキス-1、ノバラエキス、ホップエキス、エタノール、無水エタノール、キサンタンガム、香料、メントール、無水クエン酸、アラントイン、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム
クリーニング効果 | ★★★★★ | ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム配合 |
着色防止効果 | ★★★★★ | 研磨剤不使用 |
値段 | ★★☆☆☆ |
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パールホワイトPROEXプラスは液体タイプの歯磨きジェルで、医薬部外品に指定されています。
創業10年、累計販売数100万本の老舗オンラインショップである美健コーポレーションが販売しています。
ポリリン酸ナトリウムだけでなくメタリン酸ナトリウムも配合されており、研磨剤も不使用です。
さらに、歯周病の原因である歯間のバイオフィルム除去に効果のあるイソプロピルメチルフェノール(IPMP)も配合されています。ちなみに、IPMPの効果はライオンや歯科医師も認めています。(参考:ライオン株式会社HP)
ステインの除去だけでなく、歯周病などのオーラルケアにも注意したい方にはおすすめです。
ただ、価格は1本あたり7980円とかなり高額。こちらも初回のみ割引ありで、1980円から始められます。
【全成分】
水、グリセリン、エタノール、亜塩素酸Na、PEG-32・PEG-6・メタリン酸Na・三リン酸5Na・ピロリン酸4Na、白金、リンゴ酸、フムスエキス、パパイン・プロテアーゼ・アスコルビン酸、酢酸トコフェロール、ナタマメ種子エキス・スイカズラ花エキス、ヒドロキシアパタイト、シメン-5-オール・セチルピリジニウムクロリド、ラウロイルサルコシンNa、コンドロイチン硫酸Na、キシリトール、キサンタンガム、デキストリン、ヒドロキシエチルセルロース、ポリソルベート80、BG、リン酸2Na・リン酸K、香料
クリーニング効果 | ★★★★★ | ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ハイドロキシアパタイト配合 |
着色防止効果 | ★★★★★ | 研磨剤フリー(ハイドロキシアパタイトが研磨剤として配合) |
値段 | ★★★★☆ |
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2017年に高い品質を誇る商品に贈られるモンドセレクションで銀賞を受賞しています。
ポリリン酸ナトリウムやメタリン酸ナトリウムだけでなく、ハイドロキシアパタイトも配合されています。
値段は定価で1本あたり3560円(税込)と、ホワイトニングを目的とした歯磨きジェルの中では比較的リーズナブルな点も魅力的です。
【全成分】
【湿潤剤】ソルビット液、濃グリセリン、チャエキス(1)、1,3-ブチレングリコール、ローズマリーエキス、ノバラエキス、クマザサエキス、ホエイ(2)、水素添加大豆リン脂質、ウーロン茶エキス、ホップエキス、ドクダミエキス、トウキエキス(1)、ワレモコウエキス、シャクヤクエキス、ポリアスパラギン酸ナトリウム液、海藻エキス(4)、オリブ油、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、シルク末、DL-リンゴ酸、パール末【基剤】精製水、無水ケイ酸、エタノール、ヒドロキシアパタイト【発泡剤】2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン【薬用成分】ポリエチレングリコール400、ゼオライト、フッ化ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化セチルピリジニウム【可溶剤】ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油【粘度調整剤】キサンタンガム【着色剤】酸化チタン、グンジョウ、シアノコバラミン【着香剤】香料【清涼剤】l-メントール【甘味剤】キシリット、ステビアエキス【防腐剤】安息香酸ナトリウム【金属封鎖剤】メタリン酸ナトリウム【溶剤】無水エタノール【抗酸化剤】アスコルビン酸、天然ビタミンE【pH調整剤】無水クエン酸、クエン酸ナトリウム
クリーニング効果 | ★★★★★ | メタリン酸ナトリウム、ハイドロキシアパタイト配合 |
着色防止効果 | ★★★★★ | 研磨剤フリー |
値段 | ★★★★☆ |
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ブレスマイルクリアはモンドセレクション2019にて最高金賞を受賞した医薬部外品の歯磨きジェルです。
モンドセレクションといえば消費者製品の品質の高さを審査し、最高金賞から銅賞の4段階で評価されます。プレミアムモルツなども受賞しているので、聞いたことはありますかね?
製造工場もISO9001という品質管理体制に関する規格を取得しており、品質管理に対する真剣さを表しています。
歯のクリーニングの点では、もちろん、ステイン除去に有効なメタリン酸ナトリウムやハイドロキシアパタイトを配合しています。
そのほかにも、
歯のヤニの着色汚れを除去するといわれているポリエチレングリコール400
歯石の沈着・口臭防止に有効なゼオライト、
虫歯予防の代表的な成分であるフッ化ナトリウム、
歯周炎の予防に有効と言われるグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、
ホワイトニング以外口腔ケアもトータルにカバーできる点でも秀逸です。
値段は定期購入でないと5000円程度とやや高めのため、はははのはに比べるとややハードルが高いのが難点です。
【全成分】
水、グリセリン、エタノール、BG、3リン酸5NA (ポリリン酸ナトリウム)、パパイン、メタリン酸na、プロテアーゼ、キシリトール、メントール、スクロース、グリチルリチン酸2K、ハッカ油、サピンズストリホリアツス果実エキス、マスチック樹脂水、アロエベラ液汁、ヤシ油、カンゾウ根エキス、アルテア根エキス、オリーブ油果実エキス、カミツレ花エキス、クマザサ葉エキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウエキス、イブリットサイフラワーエキス、ホホバ種子油、ローズマリー葉エキス、パパイア果実エキス、サボンソウ葉エキス、キュウリ果実エキス、PEG-60水添ヒマシ油、デキストリン、キサンタンガム、セルロースガム、クエン酸、リン酸K、リン酸2NA、フェノキシエタノール
クリーニング効果 | ★★★★★ | ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム配合 |
着色防止効果 | ★★★★★ | 研磨剤フリー |
値段 | ★★★★★ |
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医薬部外品に指定されている歯磨きジェルです。
ポリリン酸ナトリウムとメタリン酸ナトリウムを配合しており、研磨剤も不使用です。
安全面にもこだわり発泡剤・漂白剤・合成界面活性剤・着色料・パラベンは完全不使用。
値段も初回は980円で開始でき、定期便は1回目から止めることができるため、始めるハードルが低い点も〇。
まずは試してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回は『市販のホワイトニング』について書かせていただきました!
というのもネットや商品広告では市販の商品の怪しさ、効果の有無は素人には判断できません…。
そこで市販のホワイトニング製品の比較的効果の感じられそうなものをランキングとしてご紹介させていただきました!
『歯が白い』ということは第一印象のアップにも繋がります!
是非、歯を白くするための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
仕事は都内の上場企業にてIT関係に勤めており、自分を多数の部門へ精通させるためにサイト管理人を始めました。
将来自分の在りたい姿を実現する為、日々楽しみながら書いています。
『すまぷら』はたくさんの人のすまいるを増やす目的で活動しております。