【痕に残ると保険が効かない?!】ニキビの3つの原因とは?そして対策、ケアについて

記事更新日: 2021/05/30

ライター: おふみ

この記事でわかること

■ そもそもニキビとは?

■ ニキビの症状と原因

■ 悪化するとどうなる?

■ 効果的なニキビ治療とは?

この記事を書いた人

おふみ

30代女看護師。現在、横浜の美容皮膚科、一般皮膚科のクリニックに勤務中。
しみ、そばかす、ほくろ、しわ、ニキビ治療についての相談、診察介助、施術は200件/月以上行っている。
皮膚科現役看護師の立場から、様々な情報を提供していきます!

おふみ

みなさんこんにちは。皮膚科現役看護師のおふみと申します。

突然ですが、みなさんはニキビに悩んだことはありますか?

とある美女

私、ニキビなんてできたことないわ。

なんて方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

おふみ

コロナ禍でのマスク生活の影響で、

ニキビの相談もめちゃくちゃ増えてます。


若者から大人まで、悩んでいる方がとても多いニキビ。
この記事では、そんな

みんなの大敵「ニキビ」について、

まずはその種類や原因について、掘り下げていきます!

そもそもニキビとは何?

ニキビとは、医学的な専門用語で言うと、「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と言います。

毛穴のつまりから始まる炎症

であり、思春期以降に発症し、主に顔、胸、背部に発症します。

ニキビの種類

一言にニキビと言っても、様々な種類があります。

白ニキビ:ニキビの赤ちゃん

「面皰(めんぽう)」、「コメド」と呼ばれるもので、ニキビの赤ちゃんです。
毛穴の出口がつまって、皮脂が外に出られなくなり、たまってしまっている状態
触るとざらざらし、やや膨らんで見えます。

黒ニキビ:毛穴の黒いブツブツ

白ニキビの、中につまっている皮脂が酸化して黒く見えるものです。

赤ニキビ:アクネ菌が炎症を呼んでくる

白ニキビ、黒ニキビの中のたまった皮脂にアクネ菌が増殖します。
そのアクネ菌が炎症を呼び起こし、赤く腫れた状態です。

黄ニキビ:炎症が進み膿んだやつ

赤ニキビの炎症がさらに進み、周りにまで及んだ状態です。

おふみ

ついつい潰してしまいたくなってしまう、あのニキビです。

ひどくなると痛みを伴うこともしばしば。

引用:maruhoニキビ一緒に治そうProject

「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の違いは?

アクネさん

いい大人なのにニキビができる(泣)

ニキビは思春期のイメージが強いですが、大人も悩まされることが多いです。
思春期ニキビと大人ニキビは何が違うのでしょうか?

引用:ハイチオールHP

▼思春期ニキビと大人ニキビの違い

<思春期ニキビ>
成長期における皮脂の過剰分泌が原因。
20歳前後で、ホルモンバランスの安定とともに自然に治癒に向かう。

<大人ニキビ>
不規則な生活や、ストレス、飲酒や喫煙などが原因。
女性は生理前にホルモンバランスの乱れで、ニキビができやすくなる。
同じところに繰り返しできることが多く、治りにくい。

胸、背中にもニキビはできる

胸や背中にも、ニキビのようなブツブツができたことはありませんか?
胸や、背中は体の中でも皮脂腺が多く、皮脂分泌が盛んな場所で、
顔に次いで、ニキビの好発部位です。

おふみ

顔に比べて、胸や背中は

誰しもの体表面に存在する、

常在菌や真菌(いわゆるカビ)が原因のことも多いです!

市販薬に、抗生物質や抗真菌薬が配合されたものもあるので、それを選ぶといいです。
それでも治らない場合は皮膚科を受診したほうが早いです。

3つのニキビの原因とは??

引用:第一三共ヘルスケア「くすりと健康の情報局」

原因その1:毛穴のつまり

肌は、約30日周期で、

古い角質が剥がれおち、新しい皮膚に生まれ変わる

という、ターンオーバーを繰り返しています。
このターンオーバーが乱れると、本来剥がれ落ちる角質が剥がれずにつまってしまいます。
そしてだんだんとニキビへと進化していきます。

原因その2:過剰な皮脂の分泌

<皮脂が過剰に分泌される主な原因>

  • 性ホルモン(特に男性ホルモンであるアンドロゲン)の影響
  • 油分や糖分の多い食生活で皮脂の分泌が増加
  • ストレスやホルモン分泌のバランスの崩れ

性ホルモンは、思春期に多く活性化するため、思春期にニキビが多いのはこのためです。
ちなみに男性ホルモン、女性ホルモンともに男女ともに持ち合わせています。

おふみ

女性が生理前にニキビができてしまうのも

生理前に増える黄体ホルモンが男性ホルモンと似た働きがあり

皮脂の分泌量が増えてしまうからです。

原因その3:アクネ菌の増殖

そして、皮脂が大好物のアクネ菌が、その毛穴のつまりの中で増殖しニキビとなっていきます。

おふみ

アクネ菌=悪者のイメージですが、本来肌の常在菌。

肌を弱酸性に保って守る働きをすることが分かっています。

そのニキビ、悪化すると…

悪化したときの症状

引用:新宿駅前クリニック

初めはプツッとした毛穴の詰まりがどんどんと炎症を起こしていきます。
そこで正しいスキンケアや治療を行わないと…

ニキビ痕、いわゆるクレーター

ニキビの炎症が治まったあとに、赤みや凹みが残ることがあります。

おふみ

ニキビの炎症後の赤みや痕に関しての相談も多いです。

赤みは徐々に薄くなることが多いですが、

ニキビ痕に関しては治療は難しく、

自費診療(ダーマペン、ケミカルピーリング、レーザー等)となることが多いです。

アクネさん

保険適応の治療が難しい段階までになってしまうとお金もかかるね。汗
そうなる前に早く治さなきゃ!

ニキビの対処方法

栄養バランスの取れた食事

油分や糖分の多い食事だと、皮脂の過剰な分泌を促してしまうため、摂りすぎに注意しましょう。
そして、よく聞く「ビタミン」。これを積極的に摂取することを意識しましょう。

  • ビタミンB2:皮脂の分泌をコントロール
    豚レバー、うなぎ、牛乳、納豆など

  • ビタミンB6:皮膚炎の予防にはたらく
    赤身の魚(カツオ、マグロなど)、ヒレ肉、ささみ、レバーなど

  • ビタミンC:ニキビ跡を防ぐ
    パプリカ、ブロッコリー、ケール、かぼちゃなど→熱に弱いため、生で摂取することがおすすめ!

  • ビタミンE:ホルモンバランスを整える
    アーモンド、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、ほうれん草、ブロッコリーなど

おふみ

ビタミンB郡、ビタミンC、Eは一緒に摂取することで

肌の調子が整いやすくなります。

日々の食生活で意識したり、サプリメントを飲んだりしましょう。

清潔ケアと十分な睡眠

肌をしっかり休ませるためにも、十分な睡眠をとることが大事です。

可能であれば、ぬるめのお湯でゆっくりと入浴を。
リラックス効果もあり、深い睡眠へといざなってくれます。

おふみ

規則正しい生活がニキビ改善に繋がります。

できる限り、決まった時間に睡眠をとりましょう。

クレンジングは必ず。洗顔は優しく1日2回。

クレンジングは必須!

長時間メイクをしたままで過ごしたり、適当なクレンジングは、NGです。
化粧によって、毛穴がふさがっていたり、汚れが残っていたりすると、ニキビができやすい肌環境になってしまいます。

アクネさん

メイク落とさずに寝るのは最悪なんだ…

 

洗顔は強くこすらず、優しく泡で。

「油分を落とそう!」とゴシゴシ擦ったり、頻回に洗顔したりしていませんか?
そうすると、必要な水分や油分まで落としてしまい、ニキビの原因に。

洗顔は朝夕2回にしましょう!

アクネさん

めっちゃ油分落とそうと何回も洗顔してた!

おふみ

油分を落としすぎると、

肌が乾燥している!と認識され、

皮脂の分泌が余計に盛んになってしまいます。


皮膚科医の友利新先生がYouTubeで紹介していた洗顔方法です。

保湿は大事。スキンケアはノンコメドジェニック製品を。

アクネさん

保湿したら、ベタベタになって余計ニキビ増えない?

おふみ

それは誤解です。

保湿ケアをしないと「肌が乾燥している!」と

皮脂分泌が促され、ニキビの原因になります。

また、化粧水、乳液、美容液、保湿剤、化粧品などのスキンケア用品は

ノンコメドジェニック 

の表示があるものを選びましょう。

ノンコメドジェニックとは…

ノン コメド ジェニック テストを済ませている化粧品・コスメを総称。
化粧品を皮膚につけ、コメド(皮脂で毛穴が詰まった状態)が一定の基準で現れるかをテストする。
そのテストにクリアした商品が「ノンコメドジェニックテスト済み」などの表記をされ販売されている。

紫外線は大敵

ニキビを悪化させないためには、紫外線対策も欠かせません。
ニキビやニキビ跡が日に焼けると、シミになって残ってしまう場合もあります。
紫外線は、ニキビだけでなく他の肌トラブルにもつながります。年間を通じた紫外線対策を心がけましょう。

おふみ

日焼け止めも、ノンコメドジェニックのものを選ぶといいですね。

花粉やPM2.5も原因に

花粉やPM2.5などの外的刺激も、肌荒れの原因になります。
マスク、サングラス、日傘などで物理的に肌を守り、ニキビを予防、悪化させないようにしましょう。

ストレスフルな環境では?

ストレスの多い現代社会。
ストレスが強いと、ホルモンバランスの崩れなどの原因にもなり、ニキビの原因に。
ゆっくり休める環境や、自分なりにリラックスできる方法を見つけましょう。

ニキビに効果的な治療とは?

市販のもの

ニキビの治療薬として、市販では

  • マキロン アクネージュ
  • ライオン ペアアクネクリームW
  • 資生堂薬品 イハダシリーズ

など、多数あります。

毛穴のつまり(白ニキビ、黒ニキビ)ピーリング(角質を柔らかくし、つまりを改善する)作用のあるもの

炎症を起こしたニキビ抗菌薬の配合されたもの

を選ぶと良いでしょう。

自身で市販のものを選び、治ればそれに越したことはないのですが、
「市販薬を1ヶ月試したがよくならない」ときは皮膚科受診をしたほうが治りが早いです。
ニキビ治療には保険適応でいいお薬もたくさんあります。

ニキビ痕の赤みには「APPS」を探してみて

アクネさん

ニキビの治った痕の赤みが気になる

という方は、APPSという成分が入ったものが、お勧めです。
まだまだ市販では配合されているものは少なく、値段もはりますが、
気になる方は、ぜひ、探してみてください!
アプレシア」と表示されている場合もあります。

成分表示を見ると、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と記載されています。

APPS(パルミチン酸アスコルビン酸リン酸3Na)

ビタミンC誘導体のことで、肌になかなか浸透しにくいビタミンCの吸収、浸透を促す。
他のビタミンC誘導体の100倍の浸透力があると言われている。

おふみ

美容皮膚科で販売を取り扱っていたり、
オリジナルのAPPS化粧水を売っていたりする皮膚科もあるので

ぜひ探してみて下さい!

皮膚科では

保険適応で、いいお薬があります。

  • 抗菌薬の配合された塗り薬(クリンダマイシンゲル、アクアチムクリーム等)
  • デュアック配合ゲル
  • べピオゲル
  • ディフェリンゲル(アダパレン)ゲル
  • エピデュオゲル

などが、主に処方となります。

しかしこれらはやはり市販で手軽に手に入るものと違い、使用方法に注意点があります。
それを守らなければ、かぶれてしまうことも。

しっかりと医師、看護師、薬剤師の説明を受けて使用するようにしましょう。

おふみ

「家族のを使ってみた」

という方も時にいらっしゃいますが、

正しい使用方法があるので、オススメしません。

まとめ

ニキビはまず、毛穴のつまりから始まります。
その始まりを、始めさせないためにも、
普段のクレンジング、洗顔を含めたスキンケアが重要となります。

また、できてしまった場合は早めに対処して、痕に残らないよう気をつけましょう!
痕に残ってしまうとなかなか治りが難しいです。

おふみ

ニキビの原因を知って

正しいケアをしましょう。

この記事を書いたライター

おふみ

30代女看護師。
現在、横浜の美容皮膚科、一般皮膚科、アレルギー科のクリニックに勤務中です。
アトピー、しみ、そばかす、ほくろ、しわ、肝斑、ニキビ治療、多汗、アレルギー検査などなど、
1日150〜200人ほどの皮膚やアレルギーについての相談、診察介助、施術を行っています。
皮膚科現役看護師の立場から、様々な情報を提供していきます!

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