相手に伝えたいことが伝わらない?コミュニケーションで役立つ”メラビアンの法則”とは?

記事更新日: 2021/01/31

ライター: かなた

この記事でわかること

■ メラビアンの法則について

■ コミュニケーションで失敗してしまう例

この記事を書いた人

かなた(メンタル美容コンシェルジュ) 

数々のメンズ美容製品を調査、試行を基にした男性のスキンケア・ヘアケア・ボディケア・脱毛についての相談が好評。
自他ともに認める美意識の高さを武器に、豊かなライフスタイルを実現する為の男性の悩みの解決法をお伝えします。
Twitter:@kanata_cosme

メラビアンの法則って何?

メラビアンの法則

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した。

人物の第一印象は初めて会った時の7秒で決まり、その情報のほとんどを「視覚情報」から得ているという概念。

かなた

”第一印象は「見た目」が1番印象に残る”
と言った、身も蓋も無いような概念に思えますが、表情や仕草・視線などが大切です!

3Vの法則

第一印象もそうですが、コミュニケーションを取る際にもこの法則は使われます。

人に何かを説明するとき、話をするときに、

・「なんでこんなに話しているのに響かないんだろう」
・「こんな真剣に怒っているのになんで話を聞いてくれないの?」

などのWHYが生まれたりはしませんか?

これはメラビアンの法則改め、”3Vの法則”と言って

▪️ 視覚情報 (Visual)
▪️ 聴覚情報 (Vocal)
▪️ 言語情報 (Verbal)

の頭文字を取って提唱されています。

第一印象で残る印象の割合

メラビアンの法則(3Vの法則)で提唱している概念での割合としては…

視覚情報が55%の割合で印象を残し、聴覚情報は38%、言語情報は7%しか印象に残らないのです。

かなた

言語情報を重視する人もいますが、それよりも伝える表情や口調を重視すべきなのです!

視覚情報・聴覚情報・言語情報それぞれの概要

視覚情報(55%)

55%と最も多くの割合を占める視覚情報は、相手の見た目や仕草、表情や視線などの”見た目から受け取れる情報”を指します。

初対面の相手が、もしくはコミュニケーションを取る相手が、

・会話の中で視線を合わせてくれない。
・服装がみすぼらしい。
・ずっとヘラヘラしている。
・スマホをいじりながら話している。

かなた

これは全て視覚情報から受け取る情報でマイナスなイメージしかないですよね?

逆に、

・自分の話を真摯に聞いてくれている。
・服装や髪型が整っている。
・話に合わせて表情がコロコロ変わる。

こちらはプラスなイメージを受け取ることができます。

視覚情報でマイナスなイメージを持たせてしまうと、55%の割合が大きいため聴覚情報や言語情報では取り返すことができませんので細心の注意が必要です。

かなた

目は口程にものを言うといいますが、これのことですね。
逆に表情でほとんどのことを伝えることができます!

聴覚情報(38%)

聴覚情報とは相手の話している声の大きさやトーン、話す速さや口調などの”聴覚から受け取る情報”を指します。

悪い例としては、

・悲しい話をしているのに声が大きく楽しそう。
・声が小さく何を喋っているのかわからない。
・怒っているのにナヨナヨしている。

かなた

これだと話したいことが相手に全く伝わっていませんね。

良い例として、

・声に感情が籠っていてイメージが湧く。
・楽しかった話を楽しそうに話す。
・怒り口調で後輩を叱る。

かなた

これならば相手にしっかりと情報が伝わりますね!

聴覚情報は視覚情報に比べては38%と少ないですが大部分を占めるものです!
相手とコミュニケーションを取る際には聴覚情報も重要です!

言語情報(7%)

言語情報は話している内容や言葉そのものの意味を指す情報です。

LINEやメール、手紙などのコミュニケーションがこの情報にあたります。

話している内容で相手に伝えるコミュニケーションですが、視覚情報や聴覚情報に比べ、相手に正確に意思を伝えることが難しく言いたいことが伝わらない場合が多いです。

かなた

LINEやメールは例外ですが、話している内容はさほど重要ではないことが分かりますね!

実技編|コミュニケーションが失敗してしまう例

例1:不満そうに褒める

不満そうな表情で、

 

さすが〇〇さん!仕事が早いね!

と言われました。
さて、どう伝わるのでしょうか?

視覚情報:不満そう(マイナス)
聴覚情報:明るい声のトーン(プラス)
言語情報:褒め言葉(プラス)

この場合はプラス要素が2つありますが、55%を占める視覚情報がマイナスな為、相手にはマイナスなイメージで伝わってしまいます。

かなた

これでは褒められても嬉しくありませんね…。
不満そうなイメージがどうしても勝ってしまいます。

例2:明るく軽快に悪い内容を伝える

明るく軽快に

 

〇〇って良いものがあるんだけど買わない?

普通に見たら危ない勧誘でしょう…。
ですが、相手には…

視覚情報:明るい表情(プラス)
聴覚情報:軽快なテンポ(プラス)
言語情報:悪い内容(マイナス)

この場合、話し相手には明るく軽快なプラス要素がイメージとして伝わりますので言い回しによっては危ない勧誘にも引っかかってしまう場合があるのです。

かなた

危ない勧誘に引っかかる場合は、売る側がこれを理解して上手い言い回しで言っている可能性が大です!

例3:笑いながら叱る

これはメラビアンの法則でも実際に行われた実験です。

笑顔のまま、

 

この前の書類どーなっているんだ?まだ出ていないが。

と伝えて相手はどのように受け取るのでしょうか?

視覚情報:笑っている(プラス)
聴覚情報:低いトーン(マイナス)
言語情報:叱っている(マイナス)

55%を占める視覚情報がプラスイメージを与えるので、『怒っている』事は相手に伝わりません…。

かなた

これでは書類出しませんね…。
怒られてはいるけれど本気ではないなと感じます。

コミュニケーションは視覚情報が優先される。

ここまでご紹介してきましたが、コミュニケーションや第一印象では”視覚情報”が優先されます。

楽しいことを話すときには笑顔で。
相手を叱る場面では怒っている顔で。

ですが、視覚情報だけでは55%しか相手に伝わりません。
本当に伝えたいことを伝えられない可能性が高いのです。

コミュニケーションとは”相手に正確に自分が伝えたいことを伝える”事です。

視覚情報だけではなく、聴覚情報や言語情報も正確に伝えていきましょう!

この記事を書いたライター

かなた

仕事は都内の上場企業にてIT関係に勤めており、自分を多数の部門へ精通させるためにサイト管理人を始めました。

将来自分の在りたい姿を実現する為、日々楽しみながら書いています。

『すまぷら』はたくさんの人のすまいるを増やす目的で活動しております。

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